バスシリーズに使われるバイオ

 バイオの安全性

バスシリーズに使われるバイオは遺伝子解析などの性状分析を行っており、検査の結果、安全性(溶血毒素:陰性[安全] バイオセーフティーレベル1)を確認しています。また、抗菌や消臭方法は化学物質を利用するものでないため、安全性が非常に高いというメリットがあります。
テクノスルガラボ調べ)

 バイオの防カビ能力

バイオの特徴的な能力として非接触抗菌能力があげられます。バイオが存在する空間ではカビなどの菌の増殖が長期間抑制されます。例えば浴室内にこの菌を含む粉末を置くことによりカビの繁殖を抑えることが出来ます。これは菌が作り出す揮発物質(高級アルコールや有機酸エステルなど)が他のカビや菌の繁殖を抑えるものと考えられています。

試験対象検体の説明(右写真参照)

① Cladosporium属、
② Aspergillus niger属
(屋内でよく生える黒カビ)

屋内で見られる黒いカビはこの二種のどちらかの属に属しています。住居だけでなく食品や衣類でも繁殖し、アレルゲンとなることもあります。

③ Rhodotorula属(水回りに生える赤い酵母)
浴室などで見られる赤いヌメリはこの菌によるものです。

④ Penicillium属(食品によく生える青カビ)
ミカンやパン、モチなどでよく見られる緑色のカビです。その他の食品にもよく生えます。植物の病原菌でもあります。

⑤ Trichosporon cutaneum(夏型過敏性肺炎の原因菌)
高温多湿な環境でよく繁殖する菌で、屋内ならどこでも発生する可能性があります。またエアコンなどの空調設備に潜んでいることがあります。

⑥ Aspergillus fumigates(肺アスペルギルス症の原因菌)
こちらも屋内ならどこでも発生する可能性がある菌でエアコンなど空調設備内に潜んでいることがあります。

これらのカビを塗布した寒天培地をバイオラボで使われるバイオを置いた場合とそうでない場合の「対照区」では右の写真のようにはっきりとした違いが現れます。

抗菌試験結果)

 バイオの消臭能力

抗菌能力や消臭能力を個々に持つ微生物は他にも存在しますが、それらを合わせ持っているのがバスシリーズで使われるバイオの特徴です。悪臭の原因物質であるアンモニアなどに効果を持ちます。
試験対象物質の説明(下記グラフ参照)
・アンモニア: トイレのし尿などの悪臭の主成分。冷蔵庫や空調設備などからも発生する事があります。

消臭実験グラフ

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